<利根山光人 メキシコ民芸コレクション>
『メキシコの民芸』(平凡社 1972年)で知られる画家・利根山光人が蒐集した貴重なメキシコ民芸品のコレクションです。
1970年代にハリスコ州トナラーで作られたネコ。トナラーはメキシコを代表する陶芸の町。「ブリュニード」「カネーラ」「バンデーラ」「ペタティージョ」「ベトゥス」と呼ばれる5種類の伝統的なやきものが作られています。そのなかでもっとも有名なのがこのネコの製陶法でもある「ブリュニード」。繊細な筆づかいで絵付けされた動植物の文様と、焼成前に石と黄鉄鉱で磨くことによって得られる独特の光沢が「ブリュニード」の特徴です。