1990年代に作られたオアハカン ウッドカーヴィング(メキシコ・オアハカ州でつくられる木彫り)の「トリート使い」。「トリート」は、花火を仕掛けたウシ型の張り子。花火に火を点けた「トリート」をかぶって「トリート使い」が祭りで踊り暴れます。
作者はオアハカ州ラ ウニオン テハラパン村のハイメ サンティアーゴ(1959−)。ハイメ サンティアーゴはマルティン サンティアーゴの息子です。
*トリート(ウシ)の左後脚にワレ補修跡があります。
*1967年にラ ウニオン テハラパン村で最初に木彫り製作をはじめたマルティン サンティアーゴと、それに続いたキリーノ、プラシド、フランシスコ、ベントゥーラのサンティアーゴ5兄弟を中心とするサンティアーゴ ファミリーは、オアハカン ウッド カーヴィングの最も重要な職人一家のひとつです。
