1970年代にハリスコ州トナラーでつくられた「ナシミエント」。「ナシミエント」はキリスト降誕の場面を人形で再現したもので、クリスマスの飾りの定番です。この作品は、イエス、マリア、ヨセフ、東方の三賢人など全8体がセットになっています。
ハリスコ州トナラーはメキシコを代表する陶芸の町。「ブリュニード」「カネーラ」「バンデーラ」「ペタティージョ」「ベトゥス」と呼ばれる5種類の伝統的なやきものが作られています。そのなかでもっとも有名なのが「ブリュニード」。繊細な筆づかいで絵付けされた動植物の文様と、焼成前に石と黄鉄鉱で磨くことによって得られる独特の光沢が「ブリュニード」の特徴です。