1980年代に作られたオアハカン ウッドカーヴィング(メキシコ・オアハカ州でつくられる木彫り)のウサギ。耳は鮮やかな黄色に彩色されていたようですが、褪色して「木」の色に戻っています。年代や作風などから推測すると、作者はオアハカ州ラ ウニオン テハラパン村のレイナルド サンティアーゴでは。レイナルド サンティアーゴは1970年代半ばに木彫り製作をはじめたサンティアーゴ ファミリー第2世代のひとり。現在も農作業のかたわら、奥さんのエロディア レジェスと一緒に木彫りを作り続けています。
*1967年にラ ウニオン テハラパン村で最初に木彫り製作をはじめたマルティン サンティアーゴと、それに続いたキリーノ、プラシド、フランシスコ、ベントゥーラのサンティアーゴ5兄弟を中心とするサンティアーゴ ファミリーは、オアハカン ウッド カーヴィングの最も重要な職人一家のひとつです。