メキシコ民芸の黄金時代を代表する陶芸家のひとり、プエブラ州アカトラン デ オソリオのエロン マルティネス(1918-1990)が1950〜60年代に製作した「生命の樹」。人や動物が積み重なる「生命の樹」は彼の代表作として知られています。
右側の下から二つめに吊り下げられているはずの鳥1羽が紛失、そのほかに欠損4か所と補修痕3か所、彩色の剥がれなどが見受けられますが、ご覧のとおり作品の魅力と価値はまったく損なわれていません。約60年前の作品であることを考慮すれば、すばらしいコンディションといえます。