プレペチャ族のおばあちゃん

プレペチャ族 ミチョアカン州

Patzcuaro, Michoacan, Mexico, 2001

 

メキシコ中西部ミチョアカン州には約20万人の先住民プレペチャ族が暮らしている。この地を征服したスペイン人たちがタラスコ族と名付けたため、一時期はタラスコ族と呼ばれることもあったが、現在ではもともとの名称であるプレペチャ族と呼ばれることが普通だ。しかし呼び名がどうあれ、彼らがスペイン人がやってくるよりずっとずっと昔からここに住む民族であることにかわりない。クアナーホ村のフアニータ・ローサス・ノラスコさんもプレペチャの人。着ているものはずいぶんと違うけれど、おだやかな表情は日本の田舎のおばあちゃん、という風情だ。カメラを向けるとちょっぴりはにかむしぐさも、この年頃の日本の女性を思わせ、親近感がわく。ふと、プレペチャの言葉は日本語と響きがよく似ているね、とどちらの言葉も解さないアメリカ人に言われたことも思い出し、プレペチャの人々がさらに近しい存在に感じられる。

さて、フアニータさんはまだまだ現役で、伝統的な織物や民族衣装をつくり続けている。つくったものを見ていると、あまりの美しさになんとか手に入れたくなる。と、親近感も度が過ぎて自分のおばあちゃんに甘えるように、ずうずうしくもフアニータさんが自分用に刺した美しい刺繍のブラウスを、無理をいって譲ってもらった。

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