メキシコ・サポテコ族の絨毯 サポテック ラグ
イサク バスケスの染色法
- オアハカ特産のコチニールや天然染料を使った古代の染色法を甦らせる -
イサク・バスケスが復興させた染色法の基本になる染料は、オアハカ地方の特産であるコチニール(サボテンにつくカイガラムシ)=赤色、岩の苔=黄色、ウィサーチェ(アカシアの一種の種子のさや)=黒色、藍=青色の4種類。原毛の色の違いや、染料の濃度、染色時間、媒染剤の違いなどによってさまざまに色調を変えたり、これらの染料を組み合わせることで緑や紫などほかの色に染めたりすることができます。
天然染料のなかで最高の赤を発色するといわれるコチニールは、もともとオアハカ地方の特産でした。テオティトラン・デル・バジェ村では古代からそのコチニールをはじめとする各種の天然染料で染めた織物がつくられていたのですが、化学染料の普及により20世紀はじめにその染色法が廃れてしまいました。1960年代、イサク バスケスは、途絶えてしまった天然染料を使った染色法を研究し、オアハカ州出身の世界的に知られる画家ルフィーノ タマヨとフランシスコ トレドの協力を得て、古代の染色法の復興に成功しました。
ラグの中に糸を染めるときなどにからみついた植物繊維が入っていることがあります。ほとんどは工房でブラッシングされ取り除かれているのですが、ラブラバでは、さらに手作業で取り除き、できる限り気持ちよくお使いいただける状態でお渡しするようにしています。
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完璧な赤 早川書房
メキシコを征服したスペインは、未だかつて見たことのない「完璧な赤」の染料であるコチニールを独占しようと必死に。ほかのヨーロッパの国々も、なんとか高級染料コチニールを手に入れようと躍起になる。しかし、19世紀末に合成染料が開発されると求心力を失ってしまい、コチニールの主要産地だったオアハカ州でもほとんどつくられなくなり。と、ここでそのコチニール染めの技法をよみがえらせた人物として、イサク バスケスが紹介されています。